利息がカットされるメリット
1 利息の支払いについて
借金に関するお悩みとして、毎月の返済がほとんど利息の支払いに充てられ、借金がなかなか減らないということがあります。
利息制限法の上限利率は、借入額が10万円から100万円未満の場合には年18%になります。
これは月に直すと1.5%になります。
60万円を利息18%で借りていると、毎月約9000円程の利息が発生することになります。
そのため、利息制限法の範囲内の利率でも、60万円の借金に対して毎月1万円を支払っても、1000円しか元金が減らないということになります。
2 任意整理をした場合
任意整理、すなわち、弁護士が債権者との間に入って弁護士が今後の支払方法等について交渉した場合、金額を確定し、返済している期間の利息をカットすることができることが多いです。
そのため、60万円の債務について任意整理をし、利息をカットして5年間の返済になった場合、毎月の返済額は1万円になり、毎月1万円ずつ元金が減っていくことになります。
同じ1万円を支払ったとしても、18%の利息がある場合には、1000円しか元金が減られないのに対し、利息をカットできれば1万円元金が減ることになるので、借金が減る額について10倍の差が生じることになります。
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